コンバットクルーズを控えた空母航空団の戦闘攻撃飛行隊は、 Strike Fighter Advanced Readiness program = SFARPを実施して飛行隊としての戦闘能力向上を計る。SFARPには空対空戦闘と空対地攻撃の2フェーズがあり、おおむね各フェーズに2週間程度の訓練期間が要される。米本土においては、大西洋艦隊所属部隊は、NASオシアナ近郊レンジでSFARP実施可能な環境を有しているので、同居するアドバーサリー飛行隊 VFC-12 "Omers" が仮想敵役になり、近隣のNASオシアナ Air Det.Norfolkから同じ航空団所属のE-2Cが展開して訓練が行われる。
少し古いが、写真はVFC-12とVFA-201がSFARPの敵役として出発準備を整えてマーシャル待機中のもの。この時はCVW-7 AG のVF-11とVF-143(当時は供にF-14)が訓練を行っていた。すでに解散したVFA-201がNAS フォートワースから訓練支援に参加、VAW-121のE-2Cが連日ノーフォークから飛来し、ブリーフィングを実施後 一足先にエアボーンしてレンジへ向かう様子が見て取れた。
一方 太平洋艦隊所属部隊は、NASリムーアから演習のメッカ ネバダ州のNASファロンへ展開し、
VFC-13 "Saints" のF-5やNSAWCのF/A-18、F-16を仮想敵役にしてSFARPを行う事が多い。
E-2CはNASポイントマグーから やはりファロンへ展開して演習に参加する。
前方展開配備で日本の厚木基地にいるCVW-5の場合は、その時期になると本土のStrike Fighter Weapons
School PAC (SFWSP)または、Strike Fighter Weapons and Tactics School, Atlantic (SFWSL) からインストラクターPilot / WSOが来日してCVW-5の機体を使用して、敵味方に別れてSFARPを実施する。今年は、後者のSFWSL(NASオシアナVa.)から インストラクターが来日中で、先週は座学を中心にSFARPが始まっている。これを受けてWEB上の複数掲示板やブログ等では、Pilotのヘルメットの違いを画像で見比べて楽しんでいるようだが、こうした知識をもち合わせていない人が、画像だけ見せられても「なんで違う飛行隊のPilotが?」と理由が判らないだろう。
海軍のエビエーターは、2年半前後で飛行隊を移動するサイクルがあり、実戦飛行隊での勤務を一区切り着けて、本人の希望とウエポンズ・スクールで「空き」があればインストラクターとして2年半前後地上勤務にありつけるチャンスもある。実戦飛行隊を経験すれば、必ず空母展開の期間があり、閉ざされた狭い"空母"というストレスの多い空間に数ヶ月間閉じ込められると、大半の人達が 次はFRSやウエポンズ・スクール等地上勤務が続く部隊への移動を望むようだが、必ずしも希望がかなう訳ではない。このようにして実戦飛行隊任務を終えてウエポンズ・スクールに転勤したエビエーターは前飛行隊で使用したヘルメットをそのまま使い続ける事が多いので、時々こうした違う飛行隊マークをあしらったヘルメットを日本で見る事が出来る訳だ。
CVW-5の場合、欠陥飛行場ともいえる厚木基地をベースにしてでは本格的なSFARPが実施出来ないので、近々グァムへ移動して訓練実施に移すだろう。過去にはVFA-204のF/A-18がCVW-5のSFARP支援でグアムまで展開した事もある。
SFARPには通常E-2Cもエアボーン・コントロールで参加するので、SFARP前にVAW-117との機体交換を済ませてHawkeye2000で訓練に望むのだろうと予想していたが、香港寄港を終えたニミッツと何処で、どのタイミングでスワップを実施するのだろうか、ニミッツCSGが香港寄港の後、再び日本に接近してきた気配を感じる動きが見られるので ここまで来たら、厚木かグァムで機体交換なのかな~?
少し古いが、写真はVFC-12とVFA-201がSFARPの敵役として出発準備を整えてマーシャル待機中のもの。この時はCVW-7 AG のVF-11とVF-143(当時は供にF-14)が訓練を行っていた。すでに解散したVFA-201がNAS フォートワースから訓練支援に参加、VAW-121のE-2Cが連日ノーフォークから飛来し、ブリーフィングを実施後 一足先にエアボーンしてレンジへ向かう様子が見て取れた。
一方 太平洋艦隊所属部隊は、NASリムーアから演習のメッカ ネバダ州のNASファロンへ展開し、
VFC-13 "Saints" のF-5やNSAWCのF/A-18、F-16を仮想敵役にしてSFARPを行う事が多い。
E-2CはNASポイントマグーから やはりファロンへ展開して演習に参加する。
前方展開配備で日本の厚木基地にいるCVW-5の場合は、その時期になると本土のStrike Fighter Weapons
School PAC (SFWSP)または、Strike Fighter Weapons and Tactics School, Atlantic (SFWSL) からインストラクターPilot / WSOが来日してCVW-5の機体を使用して、敵味方に別れてSFARPを実施する。今年は、後者のSFWSL(NASオシアナVa.)から インストラクターが来日中で、先週は座学を中心にSFARPが始まっている。これを受けてWEB上の複数掲示板やブログ等では、Pilotのヘルメットの違いを画像で見比べて楽しんでいるようだが、こうした知識をもち合わせていない人が、画像だけ見せられても「なんで違う飛行隊のPilotが?」と理由が判らないだろう。
海軍のエビエーターは、2年半前後で飛行隊を移動するサイクルがあり、実戦飛行隊での勤務を一区切り着けて、本人の希望とウエポンズ・スクールで「空き」があればインストラクターとして2年半前後地上勤務にありつけるチャンスもある。実戦飛行隊を経験すれば、必ず空母展開の期間があり、閉ざされた狭い"空母"というストレスの多い空間に数ヶ月間閉じ込められると、大半の人達が 次はFRSやウエポンズ・スクール等地上勤務が続く部隊への移動を望むようだが、必ずしも希望がかなう訳ではない。このようにして実戦飛行隊任務を終えてウエポンズ・スクールに転勤したエビエーターは前飛行隊で使用したヘルメットをそのまま使い続ける事が多いので、時々こうした違う飛行隊マークをあしらったヘルメットを日本で見る事が出来る訳だ。
CVW-5の場合、欠陥飛行場ともいえる厚木基地をベースにしてでは本格的なSFARPが実施出来ないので、近々グァムへ移動して訓練実施に移すだろう。過去にはVFA-204のF/A-18がCVW-5のSFARP支援でグアムまで展開した事もある。
SFARPには通常E-2Cもエアボーン・コントロールで参加するので、SFARP前にVAW-117との機体交換を済ませてHawkeye2000で訓練に望むのだろうと予想していたが、香港寄港を終えたニミッツと何処で、どのタイミングでスワップを実施するのだろうか、ニミッツCSGが香港寄港の後、再び日本に接近してきた気配を感じる動きが見られるので ここまで来たら、厚木かグァムで機体交換なのかな~?