引き出しの中を漁っていたら、昔のカラーネガが出て来たので 開いて見たら 日付は記録されていなかったが、厚木のR/W19で撮った着陸カットにP-3B VP-46 RCや C-118B  RZ 131592などが写っていた。
スリーブが3段あって 真ん中の段は入間基地のR/W35エンドで撮ったフライトチェックのC-46と輸送航空団のYS-11が4コマだけ写っていた。一番下の段は、再び厚木エンドで WXのCH-46や海上自衛隊のS-2FUなどが写っていた。

そのネガの中から貴重なC-46を1コマスキャンしてみた。
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この日は市制記念日で市立中学校は休みだったので、自転車で駅まで行き、国鉄と西武線を乗り継いで入間基地の南側へ一人で出かけた事を覚えているので、1975年11月20日だという事が判った。

昨年購入した Nikon 9000EDでスキャンして .NEFで保存して PCS4で色温度等を相当いじくりたおして なんとかこの程度まで見られる画像に持って来た。スキャンした時は、まっ黄色だったので.NEFで取込む事が出来るNikonの上級機種のポテンシャルを改めて思い知らされた。

比較する為に 同じ日に何枚か撮ってあったポジ(Kodachrome25)からも1枚スキャンしてみた。
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やはり長期間の保存にはネガカラーとは比べ物にならない。色、コントラスト、粒状 全てにおいてポジの方が優位だというのが容易に判った。

上のネガ画像は、画面左側が紫がかった色になっていて、変色が不均一に進んでいるのが目立つ。
しかし、現像処理が短時間でサっと上がって来るネガカラーに色持ちなんぞ期待する方が酷なんだろうと思う。このネガは、たまたま引き出しの中で、他の手紙や書類に紛れて、あまり空気に触れずに長い年月保存されていたから、相当マシな方だと思う。普通に保存していても6コマスリーブの右端が、ネガケースの取り出し側だとすると、一番空気に触れるカットになり、数十年経過したこの位置のネガは、たいてい不均一に大きく変色していて、カビが生えている場合も多々ある。

時代はデジタル写真全盛期、しかし昔撮った貴重な画像、思い入れがある画像をデジタル化するにも 
気力、手間隙、根気、色々なエネルギーを総動員しないとなかなか出来ませんねぇ~。