1989年1月8日〜2019年4月30日 迄が 日本国の元号では『平成』
明日5月1日からは 『令和』という新しい元号時代に入る。

平成は30年と113日 、 1万1070日という長い期間だった。

 退位される今上天皇陛下のお言葉にあったように 我が国では 戦争の無い平和な30年間だったのが 最も大切な事だった。平和に勝るものは無い

昭和に生まれ 平成の30年間は 今振り返れば 自分の人生で一番輝いていた時代になろう。
明日から始まる 令和の時代は、第126代天皇に即位される 徳仁親王 が、自分とほとんど同じ世代なので 食事、健康に関する医療体勢などを考えれば 1つ上の彼の方が長生きするのは明らかだ。
よって自分は 昭和に生まれて 平成を走り抜けて 令和の途中で死ぬ事になろう。

11,070日間だった 平成の長い日々で 自分にとって最も印象的かつ 二度とこんな幸せな日は訪れないと思うのが、1997年(平成9年)9月17日なのは間違いない!

この日は Canadian Snowbirds 5番機に同乗させてもらった。Oceana Air show のスポンサーやMediaに対する フライトが 約30分設定され、最後の1席をアメリカ人と競い合って、見事にGetした。
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この当時は、バージニアビーチの海祭り『ネプチューンフェスティバル』とオシアナエアショーがタイアップして9月中旬頃に毎年開催されていて、自分も毎年通っていた。Exonがスポンサーに付いていた事もあり燃料は豊富に使えたようで エアショーの前にこうした プレジャーフライトがスポンサー様、一部 Mediaに割当られており、毎年日本から通って エアショー関係者扱いして貰えていたこの頃は、9月にOceanaへ行くのが楽しみだった。

その日午後は 双発の小型機から F-14B Tomcatを空撮させて貰えた夢の1日。

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NAS  Oceana 近郊の バージニアビーチ沿いを低空飛行する VF-101の F-14B  AD #205。

バロン B-55 という小型双発プロペラ機がPhotoshipだったので、速度は遅く F-14の翼は全開。
撮影に使えるよう 改造された機体なので、床に小さな開閉窓が設けてあり、このカットはガラス越しではなく素通しで撮っている。EF70-200mm F2.8L に当時はまだ EOS-1N  Kodachrome 64 だったかな。

この先 あと何年生きるか判らないけれど、1日で Snowbirds同乗に Tomcat空撮なんていうビッグな日が訪れる筈も無く、自分の飛行機撮影で最も価値ある1日に成った事は間違いない。

この4年後に アメリカ同時多発テロ事件が起きて、アメリカ合衆国そのものが、大きく変貌してしまい、この当時数年間 2001年(平成13年)夏 までが、私の撮影人生で 最も輝かしい時代だった。